2016/11/25

印刷見本キタ〜〜〜〜



赤い惑星が印象的な、生頼範義展の図録の制作をお手伝いさせていただきました。
  
今回は仕様のお話です。
 
生頼範義展アートセンター刊の生頼図録は全て印刷レベルを上げています。
 
本を机に置いても、平たいまま見渡せる大好評の「糸かがり製本」は、仕上げ精度を上げて更にスムーズに開くようになりした。仕上げ工程を機械加工から一部の工程を匠による手作業に切り換えたバージョンⅡです。
 
原画の色は今回もセンター長のシビアな監修のもと、製版の専門家が直接原画と照合調整。原画と図録の色ズレを限界まで縮めました。展覧会の感動をご自宅で再体験できるように心掛けました。
 
レイアウトはクラシックなグリッドシステム、これは大量の文字を掲載する聖書や大量の画像を載せる百科事典のレイアウトを参考にした方法で。奇をてらった画像配置では無く、大切なイラストレーションを淡々と見せるようにしました。
 
担当H氏と丁寧に積み重ねた頁数は276頁、掲載イラストレーションは怒濤の406点。見返しには新たにアトリエで発見した素描をこの図録にだけ掲載しました。
 
展覧会にも勝るボリューム「生賴範義Ⅲ THE LAST ODYSSEY」は展覧会会場のみで販売。会期中の通販はないようです。展覧会終了後在庫がある場合のみAmazonで販売するとのことでした。
 
図録とイベントの詳細は
http://ohrai.net


〈赤いシリーズ778〉
〝賴〟は文字化け予防で〝頼〟にしました

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